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2012年6月20日水曜日

Ivy Bridge世代の2012 iMacを待っていられずWindows機を1台組みました。

ぬーん


自宅で使っていたパソコンは主に6年前の部品で構成されており、そのパソコンを組む前はメーカー製の省スペースパソコンを使っていたので、当時はその性能に感動したものです。しかし、時代と共に性能は陳腐化していき、使用するソフトウェアの要求するスペックは増大していきます。

今では写真現像の際に、露出のスライダを少しずらすだけで砂時計が出る始末。友人から頂いたパーツに入れ替えたりと騙し騙し使っていましたが、6年も経つとパーツの規格から異なっていたりと、さすがに今の環境には適していないので、パソコンの新調を考えていました。

私の場合、ソフトウェア資産の関係でMac OSのみでこなしていくことはまだ考えられません。とは言えバンドルされるフォントなどMac OSは魅力的です。

お金に余裕があれば独立したマシンを1台ずつ用意するのが一番良いのでしょうが、自宅で使うマシンに関しては快適性能に、と考えていくと2台同時に購入というのは出来そうにありません。そこでカスタマイズしたMacにMac OSとWindows7をデュアルブートしようと考えていたのですが、色々弄っていくと吊るしで買うのに比べるとかなり高価になってしまうのが難点。

当初はiMacの27インチ上位モデルをカスタマイズしようと考えていました。iMac(Mid 2011)の該当モデルを吊るしで買うと少し前までは14万円程度。27インチ (2560×1440)のThunderbolt Displayが約8万円、バンドルされるフォントに最低でも5万の価値はあると見積もれば本体は1万円程度とも考えられ、非常にお買い得感があります。

ところがカスタマイズはApple Storeのみでの取り扱い。必然的にスタートの価格が高くなってしまい、吊るしの状態で178,800円からスタートになります。

ここから公式のストアで

■CPU
Core i5→Core i7 (19,000円↑)
■グラフィックカード
Radeon HD 6970M 1GB GDDR5→Radeon HD 6970M 2GB GDDR5(9,345円↑)
■ドライブ
1TB HDD→256GB SSD(46,725円↑)

とカスタマイズしていくと総額25万円以上の買い物になってしまいます。学生の方が学割を適用したとしても22万円です。

メモリの増設は公式で行うとかなり割高なので自分で行います。ユーザーが行っても保証の範囲内ですし、交換そのものは容易です。CFD販売のW3N1333Q-4Gあたりを4枚+DSP版Windows7と共に購入すると考えると、さらに2万円程度必要になります。

Apple Storeで行うカスタマイズはパーツの差額でグレードアップするというわけではないので、カスタマイズすればするほど、コストパフォーマンスが悪くなっていきます。グラフィックカードもノート用にダウンクロックしたモデルなので市販品での代用は出来ません。メーカーこそわかりませんがSSDも容量だけなら見ると256GB 2万円程度から購入可能です。またカスタマイズでドライブにSSDを選択するとHDDは消えてしまうので大量のデータ扱うユーザーは別途ストレージを用意する必要があります。

システムにSSD、データにHDDというような事を内蔵されるシステムでやろうものならばSSD+HDDというカスタマイズが必要になります。256GB SSD+2TB HDDという構成のカスタマイズ量は驚きの70,035円。256GBのSSDが20,000円 2TB 7200rpmのHDDを15,000円と考えても工賃が35,000円になってしまいます。

結局、モニタ+フォントに13万を費やしているとしても、総額27万円以上では本体の価格は14万円にもなってしまい性能に対してお得感がありません(吊るし状態で購入し自力でパーツ類を換装するという手もありますが)。

また一体型PCは単体の液晶ディスプレイとしては運用できませんし、本体の故障した場合は一蓮托生。陳腐化した本体を処分する際に残るものが無いのも困りものです。吊るしで買うならそういうものだと割り切れますが、カスタマイズしていくと本体と液晶ディスプレイは選択肢の広がりやリスク分散の意味もこめて分けたくなります。

何よりも決め手はAdobeの定番ソフト類に関して、Adobe Creative Cloud(年間ライセンス)を購入すれば1ライセンスでOSを跨いで使うクロスプラットフォームが可能になった事です。メインで使う据え置き機のOSに左右されず今後必要になったときに新たなマシンを購入出来るのです。こうなったらいつ発売されるのかわからないiMacを待つより自分で組んだ方がよかろうと思い6月頭に1台組むに至りました。

結果的にWWDCでiMacに関する発表は無く、良い判断だったかなと思っています。買いたいときが買い替え時とはよく言ったものです。2012年にiMacが新しくなるとしたらOS X Moutain Lionリリース時になりそうですね。さすがに7月までは待てませんでしたし。



一部パーツとモニタ、スピーカー、キーボード、マウスなどは先代機からの流用ですが根本から新調するのは実に6年ぶりです。シングルコアプロセッサが主流の時代にPentium 4で組んだので先日までずっとシングルコアでした。その頃の選べる範囲のマルチコアプロセッサといえば確かPentium Dぐらいしか選択肢が無く、Core2世代に環境を新調する友人を羨ましく思ったモノです。他人のパソコンをセットアップしに行こうものなら、そのパソコンの方がはるかに動作が良いという状況もしばしば(笑)

今回はOSを64bitしたので扱えるメモリが増えた事に加えマルチコア・プロセッサ、システムドライブとしてSSDの導入したので、先日まで使っていたパソコンと比べるとかなり快適な動作になりました。現像処理もストレスフリー。問題は一昨日あたりから動作の怪しい4年モノのモニタぐらい……(_ _;)

それなりにお金も掛かりましたがやはり、自宅にある程度作業の出来る環境があった方が効率は上がるので良い買い物だったと思います。

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