以前から魚眼レンズが欲しいなと思っていました。Fマウントで買うとしたらトキナーのAT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm F3.5-4.5がいいかなと思っていたのですがPanasonic GX7を購入したのでマイクロフォーサーズ用の魚眼レンズも購入対象になったので、調べてみました。
マイクロフォーサーズで使える魚眼レンズはPanasonicから販売されているLUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5 H-F008、OLYMPUSから販売されているフィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980、 SAMYANG(サムヤン)から販売されている7.5mm 1:3.5 UMC Fish-eye MFTがあります。
このうち、AFが使えるのはPanasonicのレンズのみ。OLYMPUSとSAMYANGのレンズはMFのみとなっております。私がマイクロフォーサーズで魚眼レンズを使うときは、片手でカメラを構えて撮影するシチュエーションを想定しているので、やはりAFがついていることが望ましいです。これがFマウントならばMFでも構わないのですが…。
OLYMPUSのボディキャップレンズはコンパクトで安価、かつキャップレス(レンズバリアはついている)なのでコンパクトデジタルカメラのようにさっと撮れるのは魅力的ですが、F値が8.0固定になっています。PanasonicやSAMYANGと比べると2と1/3段暗いレンズ。明るい屋外で使うと割り切れば良いレンズかもしれませんが、ISO感度をあまり上げたくない事を考えるとやはり開放F値が明るいことに超したことはありません。
SAMYANGの魚眼レンズは開放F値が3.5。F値だけで言えばPanasonicのレンズと並んでいますが
電子接点がついていないのでAF使えません。GX7で使うならばMFのピーキング機能などを使えばMFも難しくないと思われますが、片手でフォーカスリングを回すのは難しいのでやっぱりAFは欲しいです。
仮に、AFが必要ないとしても、SAMYANGのレンズはサポートの面が心配です。
国内ではKenkoが基本的に輸入代理店となっているようなのですが、インターネットで検索しても修理・サポート面に関して詳しい情報が出てきません。どうも国内で修理が出来る仕組みにはなっておらず、韓国まで送らねばならないらしいのです。
純正や国内レンズメーカーに比べ、圧倒的に安く、それでいて決して安かろう悪かろうではなく写りも良いとされているSAMYANGのレンズですが、歩留まりが悪いのか個体差が結構あるらしく、片ボケ起こす個体もあるようです。作りがシンプルで分解も容易らしく、自分で片ボケを直して使用しているユーザーも居るようですがいざというとき、修理が出来ないのはある意味では国内品を中古で買うよりも博打なのかもしれません。
自分の用途ならばPanasonicかなと思っていたのですが、2015年夏、OLYMPUSからM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROが発売されるようですね。GX7で使用することを考えているので防塵防滴は必要としていませんが現在販売されているPanasonicの魚眼レンズと比べ開放F値が2段近く明るいようです。
その分、大きく重たくなることは仕方ないのですが気になるのはお値段です。M.ZUIKO PROレンズは、小型軽量デザインと合わせ、防塵、防滴機能を備え、いかなる撮影環境下でも、プロフォトグラファーが要求する最高の光学性能を提供します。と謳っており、性能に関する評判は良いのですが、お値段もそれ相応です。CanonにおけるLレンズのようなものでしょう。
さすがに単焦点の魚眼レンズなので、そこまで高くはないと思うのですが9万円ぐらいはしそうですね。とりあえず、発売後のレビューが上がるまでは購入を控え、Panasonicの魚眼レンズとの価格差を考えてどちらかを選択することになりそうです。
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